この報告書について

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ここに記されている途方もない、浮世離れしたことの数々は確実に起きる。   夢知予言者の言葉は悲しみに包まれ、似非詩人の言葉は喜びに包まれているが、どちらも未来の出来事を示している。   信用の問題はそちらにあるので、私はこの報告書が真であることを知らせるに留めておく。   無視するのも、馬鹿馬鹿しいと投げ捨てるのも、信じてさらにその先の未来に向けて行動するのも、あなたたち組織の判断に任せる。   最後に、この報告書をかの組織に送ったのはただの気まぐれである。
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