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後書き
まず初めに、この作品が完結してから約八ヶ月余りが経ったのに後書きを付け足すことをお許し下さい。
本作はプロットも設定も何も無く、ただただグロテスクでひたすら気持ちの悪くなる作品を書きたい、といういわばホラーを書くにあたった実験感覚、勢いだけで書きました。おかげで起承転結も何も無く、冒頭から気色悪い下手物食いのシーンから始まります。
高橋の瞑想シーンも伏線になることも無く、はっきり言って「無駄」なシーンになってしまいました。ゴキブリが高橋の体内で育つという設定にも無理やり感が否めませんし、高橋の少年時代の回想も不要でしょう。読者の皆さんにとっては腑に落ちない、山無し落ち無し意味無しの作品になってしまったかと思われます。
とまあ良い所がほぼ見当たらない作品ですが、改めて構想段階のプロット、設定の大切さを知りました。現在は戒めのために公開していると言っても過言ではありません。今更こういった言葉を並べたところで言い訳にもなりませんが、本作は公開当初から、目を引くタイトルのせいか閲覧数を徐々に稼ぎ、全く更新をしなくなって以降も閲覧数を伸ばし続けました。それが後書きを書くに至った理由です。
最後に、後書きまで読んで頂きありがとうございました。今後も創作活動に勤しみたいと思っております。
2010年3月17日 作者
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