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「でも、七瀬先輩も早く帰って来ないと華蓮取られちゃうよ‥ねぇ?」
「ホントだよねーッ!浮気してやるーッ!なーんて」
そう言って悪戯ッ子のような笑顔で笑う風。
私はそれを否定せずに、一緒になって冗談を言っていた。
Pu‥
Pullll‥
「あッ、ごめん。雅也だ」
「ぅん、出なよ」
「もしもーし?どうした?」
風は電話の相手、雅也となにやら会話中。
私は頼んでいた温かいミルクティーを飲みながら、窓の外を見ていた。
「華蓮ごめんッ!雅也とちょっと用事‥」
「ぅん、いいよッ!最近まともにデートしてないんでしょ?行っておいで」
「ありがとう、じゃあまたね」
そう言って風は喫茶店から出て行った。
私も残ってるミルクティーを飲んで代金を払い、店から出た。
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