1話

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『あっ…私、そろそろ帰らなきゃ!』 鞄を持って、バタバタ走り始める。 『また…お願いできる?』 亜『別にいいけど…。』 俺の言葉に女の表情がぱあっと明るくなった。 そして俺に一言、『バイバイ』と言うと、女は家から出ていった。 俺…一人だけしかいないリビングでテレビをつける。 テレビでしているのは、しょうもない…ただのニュース。 『〇〇区で殺人事件が…』 またかよ… 人殺してなにが楽しいんだよ… そう思いながら、どんどんチャンネルを変えていく。  
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