俺の好きな人

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一目惚れは突然で、ほんの些細なことが引き金だった。 一ヶ月前、高校生二年目。 クラス替えに多少心踊らせ、掲示板に見いる俺の後ろには背伸びする守村がいた。 「ごめん、見えないよな。どうぞ」 少し体をズラすと 「ありがとうございます」 はっきり通る声で礼を言うと、お目当ての掲示板に目を移した。 「やった!二組、あっ!?」
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