初っ端から危険

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「なぁ…ヤベェと…言いたいんだが」 青々しい草原の上で可憐な声が巨大ツボの上に立つ少年に届いた 「ヒヒッ…もう少し何だ…ダカラ…ヒヒヒヒ」 オイオイオイ…ヤバい…ヤバいぞ 何かの野望?らしきモノに取り憑かれた少年…トウを俺は見た ん…?…俺の名前?。そうだったな 俺の名は、艶姫(エンキ)。男だ ロングヘアーの黒髪、少女を脱皮したような可憐な顔にエメラルドの様な瞳が俺の容姿らしい 声が少女よりなんで間違われるのが嫌だが仕方ない ツボの上に乗ってんのが蟷螂(トウロウ) 短髪を少し長くした黒髪で顔にはグラサンのちょいワル男だ 服装は俺もトウもシャツにジャケットにジーンズ…金が無いから一緒(単に服が安かったから) で、何故トウがツボの上に居るかと言うと エンキ「錬金術師だからって、旅道具をいちいち作るなよ」 と言う訳だ 確かに金無いから作るって…いやいや作ってほしいけど…んー悩むな トウ「これを…ヒヒヒヒ」 アイツの笑い方は少しおかしいと俺は思う トウは俺が考えている間…ツボの中に何かを入れた だんだんとツボが赤くなる…ん?…赤くなる? ボカァンと言う音と共に俺は伏せてトウは炸裂したツボに巻き込まれた だから…言ったのに ツボの凶器から逃れた俺は立ち上がり土を払った 因みに俺は魔剣士…簡単に言えば攻撃魔法を使う剣士だ 錬金術師は無からモノを作る職業…簡単に言えばな エンキ「…はぁ」 おっとため息が出たな 何時も何時もトウは失敗…又は、違うモノが出来たりするため俺はいつの間にかため息を吐いていた トウ「ヒヒヒヒ…」
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