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…あ…これは
トウ「ヒヒヒヒ…完成だ…見ろ!」
爆発した中心を指差した
…やっぱり
指差したその先は棒と俺の体の大きさと変わらない大剣が突き刺さっていた
エンキ「これのどこが…旅道具だぁぁぁぁ!!」
俺の声が草原全体に響いた
そういや…俺達が何故旅道具を作ってるか言ってなかったな
俺達はキャラバン…即ち旅人に憧れてたんだ
俺は、自分を強くするため
トウは、錬金術で金を作るため…他にも目的があるらしいが俺達が決めた条約に違反するためわからない
俺も隠し目的があるから言えないけど
そういえば、キャラバンを作る時にトウと俺は条約…つまり決まり事を作った
・本人が言わない限り問わない・
それだけ
まぁ…自由を目指すキャラバンだからな
さて…場所は変わって草原の近くにある村
豊かで元気のある神気村のワイワイガヤガヤの酒場
そのテーブルに座る俺達
俺の背中には大剣を鞘に入れ込んで抱えトウは腰に折り畳んだ棒(銀製)を腰に付けている
トウ「…ヒヒッ…次こそは」
誰かコイツを止めて欲しい
全然後悔してねぇ
俺は酒を口にした
因みに俺は18…トウも18
未成年?…だがそんなの関係ねぇ!!…すまん調子こいた
エンキ「全く…武器なんか作って…」
トウ「でもよ…旅に必要な武器は出来たじゃねぇか」
そうだが…お前…馬車作るって言ったじゃん
コップの中に入った酒を一気に飲み込んだ
ほんのりと俺の頬は染まる
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