初っ端から危険

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目の前で少女の様に笑うエンキ…基殺戮姫は大剣の上から降りて大剣の柄を掴む ん?殺戮姫って何かって? ヒヒッ、エンキの文字を漢字に変えると【艶姫】になる。俺は艶姫が殺戮状態になるのを殺戮の艶姫…殺戮姫って分かり易いだろ? 俺は銀製の棒を組み立て構える その時間は約一秒 エンキ「姫は舞うんだぁ…舞う舞う舞う…逝こうよ……ラグナロク」 体に似合わない大剣ラグナロクを右手で持ち上げ肩に乗せる少女。他人から見えば驚くだろう 現に俺は、エンキが怪力だと思って無かったので驚いている だが気を抜けば即血祭り…一瞬の隙が死に繋がるから神経を研ぎ澄まし効果があるのかどうか判らない棒で突きを放った エンキ「切り裂く刃…切り裂く刃…舞うのはどちら?」 棒を切り裂く様に大剣を振り落とした。 鈍い音が俺の体から脳に伝わる。それに反応する様に腰にある瓶を左手で引き抜き投げたが流石に大剣の重さに耐えられる筈では無いので棒ごと地面にめり込んで狙った場所を大きく外れ俺とエンキの中心に瓶は向かった トウ「…まだだ!!」 棒の持つ右手を離し瓶が地面に当たる前に近寄り トウ「ヒヒヒヒ、これを食らって戻りなぁ」 蹴った。エンキ目掛けて 俺は接近型じゃあないんだがなぁ 蹴った瞬間、ふと思ったがそんな事を考えて接近しなかったら死んでしまう。 仕方ないか 蹴った瓶…爆発する瓶は、エンキの顔を捉え当たる とてつもない爆音を間近で聞き俺は反射的に耳と体を守る 煙が巻き上がり衝撃で吹き飛んだ 地面に何回か転がりその遠心力で起き上がる やったか!? 煙が徐々に晴れていき人影が映る 内心あれで戻れば嬉しいが現実は エンキ「優しいぜ?…つか助かった」 優しかったみたいだ。今回は… ヒヒッあれで戻るとは驚くねぇ…錬金で作った爆弾が行けるって事は金を作る事が出来るかもな…ヒヒヒヒ
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