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突然だった。
重ねられた唇から和馬の温もりが…
不思議な感覚が亜美を包んでいた。
『ダメッ!やめて』
亜美は震えていた。
『ごめんなさい。でも俺…』
和馬は何か言いかけた。
和馬の腕を振り払い亜美はトイレに駆け込んだ。
鏡に写る自分。
胸の鼓動が速い。
体が熱い。
『亜美!しっかりしなよ!ガキにKissされた位で!』必死で自分に言い聞かせていた。
どれ位の時間動けずにいただろう。
冷静を装い部屋に戻った。
和馬が遠くを見つめて煙草をふかしている。
向かいあい席に座った亜美に
『先輩帰りました。彼女さんとこ行くって。宜しくって。また連絡するっていってました』
亜美は驚いた。
『じゃ私達も引き上げよう』
バックとコートを持ち足早に部屋を出ようとした
『もう少し二人でいたい。この時間俺に下さい』
和馬は力強く亜美を抱きしめてKissをした。
さっきとは違うKiss…
亜美は拒めなかった。
和馬の柔らかな唇から舌が…嫌ではなかった。優しい温かいむしろ心地いいKissだった。
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