仕事のひとつ

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いってらっしゃい。気をつけてね!いつも通りの朝。亜美はパパと息子の翔を送り出し自分も仕事へと向かう。いつもの道。毎朝すれ違う見慣れた人々。いつもの電車。このまま何も変わらず平凡な日々が続き、歳を重ねて行くと思ってた。恋なんて言葉は忘れていた。彼が現れるまで… 『今日から1年間我社で研修してもらう井上和馬君だ。一通りの流れは亜美君、君が教えてやってくれ。』『はい。(あぁ。なんで私なのよぉ。年下苦手だしぃ。自分の仕事で手いっぱいなのに。しかも期限付き。めんどくさい!)山崎亜美です。よろしくお願いします。』仕事と言われれば しかたなかった。控えめで真面目そうな和馬に付きっきりで仕事を教える日々が始まった。
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