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和馬の歓迎会が決まった。亜美は当日キャンセル。
息子の誕生日だった。
和馬との約束など社交辞令など気にもしていなかった。
家族でケーキを囲み子供の成長を喜ぶ。幸福な時間。そんな日の真夜中に突然携帯が鳴った。
和馬だ。
亜美は慌てた。後ろめたい事などなかったが隣で眠ってる旦那に知られたくないと無意識に思った。
『もしもし和馬君?どうしたの!』
和馬はかなり酔っていた。『亜美さん?いいですね。今日は家族団欒ですか?俺との約束なんて…俺じゃ旦那さんに勝てないですよね。』
和馬はスネテ電話してきた。
亜美はなんとか取り繕って電話を切るつもりだった。『酔ってるねぇ。今日はゴメン。次は必ず付き合うから』
たわいもないやり取りが10分ほど続いた後和馬が…
『俺…俺…亜美さん好きです!優しいし、かわいいし好きなんです』
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