罰ゲーム。

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秋「んー…違う、コレも…イマイチ…」 柚「秋紀どれでも良いから早くなさい…もう二時間は経つわ」 そう、秋紀はクローゼットの中でガサゴソと違う、違うとブツブツ言いながら選ぶのに迷って二時間も経った(らしい)のだ。 秋「んあ?…二時間経つのか、早いねぇ…まぁお詫びにあたしも着るから許してちょ(´∀`)」 柚「秋紀…お詫びとしてじゃなくてただアンタが着たいだけでしょ?」 秋「流石、付き合いが長いだけあって鋭いじゃないかw」 柚「鋭い云々は置いといて…早く決めて、待ちくたびれた…それに男子どもが暇でしょうに」 ―少しの沈黙 秋「…大丈夫さ、男どもは暇にならないようにしたから…(遠い目)」 柚「沈黙とその言葉が気になるけれど…まぁ良いわ…秋紀が大丈夫と言うなら」 ―男(子)どもの居る隠し部屋にて。 澪「…なんですか、この全てが勢揃いの状態。」 遊『うっは!すげぇ!!ゲームが沢山あるじゃん!……ん?この部屋は…?』 咲「んーともかく暇だし、俺はヴァイオリンでもしてよーかな」 咲はそう言うと、ヴァイオリンを持ち一つの部屋へ消えていった。 一方遊斗は通称ゲーム部屋の奥にもう一つの部屋を発見。 歩みを進め、扉を開くと目の前の光景に口をパクパクと金魚のごとく動かした後、絶叫した。 遊『うおぉぉお!!!本がいっぱいあるやんけ!!これやから秋紀と居るのは得なんよなぁ(´∀`)』 そう、所狭しと本が並んでいたのだ。 本屋と間違われても文句は言えまい。 参考書から地図、漫画や小説は勿論ある。 秋紀は遊斗が読書が好きな事を知っていた、だがゲームも好きらしいと言うのを風の噂に聞いたとか。 部屋の構造はゲーム部屋の中に読書部屋、本が飽きたらゲームをという配慮らしい。
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