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『お邪魔します。』
恥ずかしそうに翔が席に来た。
「あっごめんね」
『なんで?』
「なんか…」
『もしかしてみんなのこと?だったら全然気にしなくていいよ。俺はホントに指名されて嬉しいし曖とずっと仲良しでいたいって思ってるし』
「ありがとう。曖も嬉しい」
『でもホントにホスト初めてなの?』
「初めてだよ」
『そっか。じゃぁ俺は曖が初めてのお客さんだし、曖にとっても俺が初めて指名するホストだからお互いがお互いの事大切にしていこうな。』
「うん」
それからあたしたちはいろいろな話をした。
お互いのことを分かち合うかのようにゆっくりいっぱい話をした。
ねぇ翔。
あの時翔が言ってくれた言葉はあたしにとって一生忘れられない言葉になったよ。
何よりの支えになった。
あたしはあなたにとっての1番のお客さんになれたのかな?
あたしはあなたの支えに少しでもなれたのかな?
翔。
教えて。
もし翔の支えに少しでもなれたならあたしはあなたに会えたことを誇りに思えることが出来るから。
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