赤いシルクハット

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「おっはよ~~☆いとしのクッキー☆」 こいつ―――神野 雄人(カンノ ユウト)は満面の笑みで和樹に話しかけてきた。 「大して……ていうか、ほとんどオビトと過ごしたじゃん。」 「あ…そぅだけど、……そういう意味じゃなく…」 クッキー・オビトとは、二人がお互いに呼んでいるニックネームで 和樹→ワキ→ワッキー→和樹が拒否→ワがクに似てる→クッキー となり、 雄人→オビト という名前を他の読み方にした(和樹は違うけど)ネーミング。 一年の2学期頃。仲良くなった和樹と雄人が考えたのだった。
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