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小さな、ほんの小さな幸せを手にする度に、ふと気付く事がある。
今、自分がこうして生きているなかでも、世界中で人が傷つき、病み、亡くなっている。
簡単な話で、テレビや新聞などでよく耳にする。
でもそれが本当にみえている人はこの国にそんなにいないと感じる。
現に自分さえも詳しく知らない。
それは知りたくなかった事ではなく、どこか心の奥で避けて来た自分がいて、それを当たり前の事としてなんとも思わなかった自分がいるからだろう。
ある人は俺に言った
『自分が幸せを一つ掴むたび、世界では誰かがその分の犠牲になっている。その先に待っているのは世界の端だ』
その言葉は今の俺でも完全に理解出来ない。
とある本でよんだ一文
『裕福な北の大地の国は口を揃えて
〝人間平等〟
と言うけれど、南の大地の国の人間とは決して富を分かち合う事をしない』
日本の自給率は極めて低い。
それでも食べ残す国、ニッポン。
このようなおかしい話を聞いて、知っていても何も出来ない自分がいる事も現実だから
人にはいろんな考えがあり、それも人それぞれで俺には何も言う資格は無いけれど、少しだけそういう事実を知って貰いたい。
相変わらず、答えなんか見つかる訳も無く、ただただ時の流れに乗り流されるがままに生きて来た自分に、明日への道となるのならば…
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