第一話

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俺達は勢いよく離れて音のする廊下をかたまってみていた バンッ!!! 「もうなんなのよ!! あのバカ!!!!」 勢いよく開けられたリビングのドアと同時に浅海が入ってきた 「…っ…最悪!! もう別れるッ!!!」 号泣しながら叫びはじめた ………またかよ… 「ちょっと…浅海?」 「浅海ッ!!!」 浅海の後を追うように浅海の旦那 晃さんが入ってきた 「なによ!!! この浮気野郎!! 晃さんなんか知らない!!」 「違うんだって! あの子は会社の子なんだよ!!」 「会社の子となんで仲良くジュエリーショップでいちゃいちゃしてんの!? あのかわいい子にプレゼントでもするんでしょ!? 早く行きなさいよ!!!」 …喧嘩するのは構わないけどなんでうちでするのかねぇ… 「ちょっと落ち着いて!! 毎回毎回…浅海も晃さんもうちで喧嘩しないで はい、座って話し合って!!」 華波は慣れたように二人を落ち着かせる
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