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「なにいっ…て…」
「浅海にあげるために前に買ってて今日取りに行ったんだよ」
「そんなの…信じられません!!
どうとでも言えるじゃない!!」
浅海はそういうと俯いた
それを見た晃さんはスッと立つと浅海の前にたった
「信じて
俺は浅海しか見てないよ
それに今日…なんの日かわかってる?」
「えっ?」
晃さんは浅海の手を握ると立たせる
「結婚記念日」
晃さんが呟くとあっと浅海が口を押さえる
晃さんは苦笑するとポケットから何かを取り出した
「結婚して一年もたったのに指輪も買ってあげられなくてごめんね
前に食い入るように見てただろ?
ずっと側にいてくれてありがとう
これからもいてくれますか?」
パカッと蓋を開けるとシンプルな指輪
「これ…あっ…名前…」
「浅海の名前も入れてもらった
ちなみに俺もつけてるんだよね~」
晃さんはそういうと左の手を見せる
そこにはちゃんと薬指には同じ指輪がついてる
「っ…これ…つけてもらってもいいですか?」
止まらない涙を拭いながら小さく呟く
「もちろん♪」
晃さんにつけてもらった指輪を見つめて二人は幸せそうに笑った
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