第一話

3/15
前へ
/146ページ
次へ
結婚生活三年目 浅海達が隣に越して来て一年。 とくに何があるわけでもなくあたしたちは今もみんなで幸せに過ごしている 「そういえばさ、華波ん家お弁当の料理本あったよね?」 「あるよ」 「あれ貸してくんない? 晃さんがお弁当食べたいっていうからさー。 作ってあげようと思って!」 「いいよ! あたし全部もう作れるし♪もしよかったらあげるけど?」 あたしがそういうと浅海はうれしそうに笑った 「本当!?やったねー♪ でも華波すごいね…三年間ずっと作ってあげてるんだもんね」 そう。 遼は工事現場の仕事にあたしの作ったお弁当を持っていっている 「まぁね、節約とかしなきゃいけないからさぁ 旅行にも行きたいし」 「旅行ね!去年行った旅行楽しかったもんね!!」 「そうそう!! あの時さ…」 そんな感じでいつもあたし達の話しは尽きない ………… …… … 「あははッ!!だよねぇ!! あっ…もうこんな時間!! あたし家帰んなきゃ」 「本当だ!!あたしも夕飯の支度しなきゃ」 「じゃああたし帰るね」 「待って!あたしお使い行くから途中まで行く!!」
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1081人が本棚に入れています
本棚に追加