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「華波」
華波を俺に向かいあわせると両手を握る
「こっち向けって」
俺がそういうと下を向いていた華波が顔を上げた
「俺のこと信じてないの?」
そういうと華波は焦ったように首を振る
「遼のことは信じてる…
でも…やっぱり不安なんだもん…」
そういうとまた華波は俯いてしまう
「あはは…」
俺は笑いながら華波を抱きしめる
「遼!?」
「俺は、昔も今もお前しかいらない
お前だけを愛してる
世の中がすげぇいい女っていう女がいても俺のなかですげぇいい女はお前だけだよ」
多分華波はまた顔を真っ赤にしてるんだろうな
「あたしにとって…一番が遼ってことと同じ?」
俺の胸のなかで質問する華波を離す
「そーゆうこと」
華波が嬉しそうに笑った
それを見た俺は右手で華波の頬に触れる
華波はまた顔を赤くさせて俺をみた
俺達は吸い込まれるように顔を近づけていく
あと少しで唇が触れるとき
バンッ!!!
玄関が乱暴にあけられた
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