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どうにか…やっとの思いで外に出ることが出来た私は少し離れた場所に誰も座っていないソファーを見つけ座って休んでいたら…
安堵感からか少し和らいでいた眩暈が一気に来てしまいました…
それは先程とは比べものにならない程だったのです!!
今までにない急激な眩暈に襲われた私の体はその衝撃に耐えれずにがゆっくりと前に倒れ出したのです…
(あぁ…このまま倒れてしまうのかな…
誰かにまた迷惑を掛けてしまうのかな…)
自分の意志通りに行かない体に大きな不安を覚えつつも前に倒れ掛けている自分をどうする事も出来ないでいると
体にふわっとする感覚を覚え
私は暖かい力強い腕に支えられていたのです…
そして、口を動かすことも出来ない虚ろな意識の私を抱え前を向かせる感覚がしました
しかし、次第に私の意識が遠くなっていったのです…為すすべもなく…
そして私は、目の前がだんだん暗転し等々気を失う時その時…
声を聞いた気がしたのです…
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