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ふわっ、と、優しく抱き締められていた。
自然に力が抜けるのを感じた。
アメリカに抱き締められるのは嫌じゃない、そう思った。
「イギリス…………?」
耳元で囁かれるアメリカの声。
自分の顔は真っ赤だったことだろう。
顔が熱い。
涙がまた頬へ流れた。
それをアメリカの指が拭う。
「イギリス、好きだよ」
唐突に言われた言葉。
「俺もだ」
短くそう答えると俺はアメリカの胸に顔を埋めた。
すると、アメリカが俺の顔を無理矢理あげた。
「っ!?」
俺と、アメリカの唇が重なった。
キスをしていた。
それも、俺は嫌じゃなかった。
むしろ嬉しい位だった。
そこまでは。
「っ、………んっ!?」
唇の隙間からアメリカの舌が滑り込んできた。
「はっ………っんぅっ……」
上手く息が出来ない。
アメリカの舌は俺の口内を遊び回るように蹂躙する。
「っふっ、ん……」
声が出てしまう。
恥ずかしくて堪らない。
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