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撫子が控え目な理由
ルッキーニの視線の先には、ぱくぱくと扶桑の菓子である饅頭を食む宮藤芳佳。その隣では坂本が同じように饅頭を口にしている。
この饅頭という菓子は控えめな甘さが売りらしい。正直ルッキーニには扶桑のどの料理も控えめというか、地味な印象しかない。カールスラントのように芋芋芋でもないし、ブリタニアの味のないものとも違う。リベリオンの豪快さもない。ロマーニャのパスタに似た、うどんやそばは美味しかったがやはりパッとしないのである。
パッとしないといえば胸もだ。芳佳は隊の中ではペッタンコの部類だし、坂本も年齢の割にはあまり大きくない気がする。普通といえば普通なのだが。
「ねーぇ、芳佳や坂本少佐の国の人でシャーリーやリーネみたいにおっきい胸の人っているの?」
ルッキーニがさらっとこんな発言をするのは日常茶飯事。変なことをいわないのはネウロイと戦うときだけかもしれない。
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