2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごめんね。昼休みに付き合わせちゃって。」
友里絵は楽譜をみつめる。
「いんだよ。どうせ寝てるし」
「今日の音楽でやった事無いんだけど、ピアノやることになっちゃって。何か一人だとサボっちゃう気がするの。」
「暇だし何時間でも相手になってやるよ。じゃあ、やって。」 ………音が鳴りだす。
……そして!!
パシ!!
「きゃっ!!」
俺は友里絵の手を掴んだ。顔が赤……顔が熱……距離が近…違う!!
「お前、腕怪我してんじゃねぇか!?」
そう、それ。良く見ると、ばんそうこうがいっぱい!!
「これは?」
「…料理」
「これは?」
「家庭科」
「これは?」
「体育」
「これは?」
「技術科」
…………
「男かお前は!?ばんそうこうなんかそんなに付けんな。ってか、最初の料理って昨日の晩飯の時か!!」
「うん、…ごめん。でも!!」
ちょい涙目だな💦
……ハァ
「お前の料理はどんなモノでもこの世で一番ウマイ。だから、無理すんな。お前は世界で一人しかいないんだ。だから、その、お前が傷付くと俺も傷付くの!!わかった。」
最初のコメントを投稿しよう!