転落
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夫も変わりつつあった。けれど、気の弱さがすぐに現れた。 少しの寝坊で、もう会社に行けない。 迎えに来ても、居留守を使った。 そんな状況で、まともな給料など貰えない。当たり前の事だ。 真冬のある日、お腹の大きな私は、昼間から布団の中で震えていた。灯油もなく、財布には50円しか入っていない。あと5日の我慢。 涙さえ、出す事すら忘れていた。 独りじゃ無かったから。
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