大空への夢

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すると倒れていた仲間が意識を取り戻した。 「――うっ……」 「おい!?誰にやられたんだ!!?おい!?」 男が必死に聞き出していると、急に男の乗っていたエクシブエアーのバイクが大破した。 「なっ!!?なんで俺のバイクが……!!?あれはそこらのとは違って強度が高いのに……!!?」 男が大破したバイクの方を見ていると、男はいきなり後ろから殴られ気を失った。 男の後ろに立っていたのはレンだった。男を殴った反対の手には大きな爪のような物が付いていた。そして、キルギスと同じように翼が生えていた。 「よそ見してるからそうなんだよ!……鷹は岩をも砕く……」 レンが呟いていると倒れていた男が立ち上がりレンに言った。 「さすがレンだな。相変わらず凄い破壊力だよ……」 「お前の変化力には負けるがな?キルギス」 レンがキルギスの名を呼ぶと倒れていた男の姿が一瞬で変わりキルギスの姿になった。
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