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「一体どこに行きやがったんだ!?」
すると茂みからガサガサと音がした。すぐに1人が確認すると一匹の犬がいた。
「ちっ!犬かよ……」
立ち去ろうとした瞬間急に何かで殴れ気を失った。倒れた後に立っていたのは、キルギスだった。
だが手にはトンファーを持ち、背には翼が生えていた。
キルギスは呟いた。
「犬だからって油断すんなよ……。オウムは何にでも化けられる……」
キルギスはそう呟くとその場から飛び去った。
また別の方向の者も2人の行方を探していた。
「――あいつらどこにいきやがった……!!?」
――ガサ
「ん?まさかそこにいんじゃないだろうな!?」
男が自分の持っていたバットを構え振り下ろそうとした瞬間、男は手を止めた。
「何だと!?」
そこにいたのは先程キルギスによって倒された男だった。
「誰がこんな事を……!!?」
男は疑心暗鬼になりながら周りを見回した。何者かによって倒された仲間の姿と同じようになる事を恐れていた。
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