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1週間後―
「さぁ、ついにやってきました!
皆さん!成績上位20名の雄姿&諸々しっかり目に焼き付けて下さいね☆」
ここは闘技場。
観客席は人で溢れかえっていて、観客は主に生徒と教師だが、ちらほら生徒の親や上級生、ギルド関係者も来ている様だ。
そして、その中心でマイクを持ちハイテンションで喋っているのはこの試合の実況も兼ねる司会の少年だ。
少年が喋ると、たちまち観客席からは歓声が挙がる。
「予想以上の盛り上がりですね…。」
そんな光景を控室のモニター越しに観ているシンは苦笑いしている。
「まぁ、観ている方は楽しいでしょうね…。」
イレーネもため息混じりだ。
「「「…4人以外が相手なら…負けない。」」」
そんな中、クレアやリョウ達は既にやる気満々でいる。
「「…はぁ。
若いっていいですね…。」」
それを見て、何故か年寄りの様な台詞とため息をつくシンとイレーネ。
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