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「……………それは大丈夫だと思う。」
突然口を開いたのはサリアだ。
「「「…え?」」」
その言葉に5人は一斉にサリアを見たため、サリアは一瞬ビクッとしてから話し始める。
「…昔、成績1位と2位の人が戦った時ね、あまりの高度な戦いに、皆着いていけなくて、自信喪失しちゃったんだって。
それ以来、成績上位5名はその年の力量に合わせて対戦の実施は検討されるようになったらしいわ。
…それで、今年の実施は見合わす事になったって、言ってたけど…。」
「「それは……本当ですかっ?!」」
すると、シンとイレーネは凄い気迫でサリアに迫り、問い掛ける。
「う、うん。
なんでもソフィアって言う女子生徒とコハクって言う男子生徒がこの話の発端で、シン君達の成績はその生徒とほぼ同じなんだって…。」
「「…ソフィア…?」」
「…その人の苗字は?」
「さ、さぁ。
結構前の話らしいから…。」
ソフィアと言う名前に異常な反応を見せた5人にサリアは混乱しながら答えた。
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