模範戦闘

7/15
前へ
/282ページ
次へ
「第一、司会の彼は一体何者なんでしょう…。」 「確かに…。  あの異常なテンションも気になります…。」 シンとイレーネは未だに乗り気ではないのか、低いテンションで司会の少年にツッコミを入れている。 「彼は3年、生徒会執行部の書記ですよ。  この模範戦闘は元々執行部の提案で始まったので、どの学年にも執行部から1人派遣されて来るんですよ。  まぁ、模擬戦の実行委員みたいなものですかね。」 2人のツッコミに答えのはもちろんサリアだ。 「はぁ、成る程…。」 「サリアさんて物知りですね。」 シンとイレーネはサリアの解説に感心している。 と、その時、 会場に高らかなトランペットの音が響き、今回の出場生徒の紹介が始まった。
/282ページ

最初のコメントを投稿しよう!

612人が本棚に入れています
本棚に追加