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ガバッ
??「…ハァ またあの夢か…
最近見なくなったと思っていたんだが…」
ベッドの上で男の子が呟く。
いや、軽々しく"男の子"という言葉で片付けることが赦されないような美しさを持つ青年である。
バーン!!!!
??「くぉらー!!!
はやく起きろ刹(セツ)!!!!!
いつまで寝てるつもりだー!!!」
真っ赤な髪のカッコイイ部類に入るであろう青年が、ドアを勢いよく開け、青年―刹―に向かって怒鳴った。
刹「…カイル…朝っぱらから五月蝿い…
もっと…静かに…」
カイル「お前がなかなか起きないからだよ!!
てか、お前、今日ギルトマスターに呼ばれてるんだろ??
行かなくていいのか??」
眠そうに言う刹を無視してそう言うと、刹は表情を変えないまま首を微かに傾げた。
カイル「…あれ?
今日呼ばれて…た…よな?」
不安げにそう尋ねると、刹は首を傾げたまま…
刹「…そういえば…?」
カイル「刹ぅ――――!!??;」
カイルの色々な感情の混じった悲鳴のような声で、刹は完全に目を覚ました。
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