刹那の歌舞姫

‡世界観‡

この世界―ﾒﾙﾃｨﾝ―には魔法が存在しており、人々は魔法を駆使して、生活を豊かにしてきた。
そして、人でないもの…つまり魔物達の住む世界―ﾌﾛﾙ―が、
ﾒﾙﾃｨﾝと隣り合わせに存在している。

かつて両者は、互いの世界を行き来することが出来、協力しながら支え合ってきた。

しかし、人間とは実に強欲な生物である。

魔物より人が偉い、人が魔物の上に立ち、彼等を使役するべきだ…

人間達はそう考え、魔物達を使役しようと攻撃を仕掛けた。

その結果、人間の最大の過ちである、魔物を人間が使役するための戦争―人魔大戦―が勃発した。

人魔大戦は両者に大量の死者が出たため、平和条約を結び一応は終結した。

しかしそれから魔物がﾒﾙﾃｨﾝに来ては、人間を襲うようになってしまった…。