非日常

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グレイは馬にのせてもらい、街にたどり着いた。 街は自分が住んでいた街とは大違いだった。 何故か剣や銃、槍などの武器が売られているし、食べ物も猪みたいなものが吊るされて売られていたりしていた。 一緒だったのは大勢の人が行き交い、かなり賑わっていることだけだった。 「街に着いたけど、これからどうするの?」 男は優しく尋ねるが、グレイは首を横に振る。 「分からない……どうしたらいいのかも…」 それもそうだろう。 色々な事がありすぎた。 グレイの頭の中では何かが複雑に絡まって、ほどけない状態だった。
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