大殺界

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「痛ったぁ…」 倒れたとき咄嗟に手をついてしまい、手首がじんじんと痛い 『松江専務!大丈夫ですか!?』 近くにいた男が駆け寄ってきた 松江…専務? 「あぁ…俺は大丈夫だが…アルマーニのスーツが台無しだな」 松江専務はそう言うとギロリと私を見下した 松江専務はこの会社の社長の息子、つまり御曹司だ その松江専務にぶつかり、挙げ句持っていた水をぶっかけてしまったらしい アルマーニのスーツに… 「も、申し訳ございません!」 私は急いで立ち上がり深々と頭を下げた
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