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「失礼します」
川田がドアを開けると大内が入ってきた
「あぁ。待ってたよ、大内さん。川田、君は下がってくれて結構だ」
そう俺が言うと川田は
「かしこまりました」
と部屋から出ていった
さぁ、2人きりになったのは良いが、どう話を切り出したらいいか…
なんせ俺は今まで告白なんてした事ないからな…
でも、顔が良くて頭も良い、更に金持ちである俺がまずフラれる訳はないだろう
そんな事を考えていたら大内が先に口を開いた
「先程は大変申し訳ございませんでした…スーツのクリーニング代は出させて頂きます…」
クリーニング代?
あぁ、この女はその為に呼ばれたと思っているのか
「いいんだよ、クリーニング代なんて。ただひとつお願いがあって」
そう言うと大内は更に不安そうな顔になった
「…そのお願いとは何でしょうか?」
この女がもうすぐ俺のモノになると思うと自然と笑顔になっていた
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