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「お前、俺のオンナになれよ」
あぁ…
とうとう言ってしまった…
…
…
…ん?
…何で反応がない?
俺が内心焦り始めた頃、あろうことか大内はこう言った
「…申し訳ありませんが、慎んで辞退させて頂きます」
…辞退?
…嘘だろ?
この女、俺を誰だと思ってるんだ?
「…大内 明珠。お前の事はちょっと調べさせてもらったよ。今回の大幅人件費削減の対象者だろ?俺の一存でそんなのどうにでもできるんだぞ?」
ヤバい…
俺、余裕なさすぎ…
「お言葉ですが専務、私は別にこの会社にしがみつこうとは思っていませんし、私は私が選んだ男のオンナになります。お話がそれだけでしたら帰らせて頂きます」
そう言って大内が部屋から出て行こうとしたので俺は思わず腕を掴んで引き止めた
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