黒鬼‐虎視眈々と

黒髪と黒い・・前編

高校の入学式
つまり今から一ヶ月前に俺は面識の無いはずの
彼女、虎鉄　翼から告白されたのだ。

今でも何故そうなったのかは疑問だ。

しかし、頭の回転が速い方なら今の話にもう一つ別の疑問を持つだろう。

俺と彼女は付き合っている。

ということは当然、俺がその見ず知らずの人物からの告白を受け入れたということになる。