犬と真っ赤な・・後編

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「透君、どういう状況かは分かりませんが、君は黒鬼を渡された時に説明されなかったんですか?」 「ああ、そんな余裕はなかったからな・・」 もう、あの人には会うことも出来ないしな 「そうですか…また その時の話は 今度聞かせて下さい… じゃあ透君には基本的なことから教えないといけないんですかね、 いいですか透君 本来、鬼というものは 人よりちょっと強いぐらいのポ〇モンで言うと Level.10ぐらいの 雑魚と言っていいぐらいの妖怪なんです。」 宗教っぽい話から急に ポ〇モンに! 「一部の例外を除けば ですが」 「例外?」 「色無し鬼と呼ばれる奴です 透君の持つ黒鬼の様なね 本来、鬼には赤とか青の色があるんです。先程、言ったように妖怪とかは人間の感情から産まれるつまり鬼の色は その元となった感情の色なんです。 赤だったら怒り 青だったら悲しみとかのね。」
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