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電車で1時間の道のりはあっというまに過ぎた。 楽しい話で盛り上がり気がつくともうおばあちゃん家の近くの駅だった。 駅前にはおばあちゃんが手を振ってニコニコしている。 「おばあちゃーん!」 「小枝子!よう来たなぁ!今日は楽しんで遊べよぉ」 小枝子はおばあちゃんとの会話に懐かしさを覚えながら家に向かっていた。 家につくと小枝子は走って玄関に飛び込んだ。 「やーん!懐かしいよぉー♪早く早く!部屋行こー!」 友達はまだ入って来ない。 それどころか立ち尽くして呆然としている。 「どうしたの?早くおいでよー!」 「う、うん…」 「…はよう家に上がりー。外は寒いで。」 友達はうつむいたまま家に上がった。
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