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『〇〇さぁ。血盟資金で武器防具揃えていない?』
〇〇からの意外な質問に驚きを隠せない俺。
『なんで?血盟資金は血盟レベルを上げる為だけに使っているよ』
『だって武器防具が もうDじゃん。〇〇〇さんが泣いていたよ。材料全部持って行かれるって。』
『うん、集めた材料で武器防具を作って渡しているよ』
『でも、それは自分のじゃないから売れないって泣いてるよ』
皆で集めた材料でクラメンの武器防具を支給していたのだが。やはり、自分がレベル上がるとより良い武器防具を装備したいのだろう。
当たり前と言えば当たり前だが…………かなりショックだった
うちのクランはメンバー在住人数が10人で、8人が社会人の為に。学生メンバーが突出してレベルが上がってしまっている。
盟主の俺は資金はともかく。SPが全然たりないためにスポスキルのみ上げて。死亡を繰り返しながら、SPを稼いでいた。
OP開始から三週間目。学生メンバーがすでに二次転職を間際にして。材料徴収は辞めてほしいと愚痴を漏らしたらしい。それを〇〇さんが聞き。俺に話してきたのだ。
まさかリアルマネーやBOTをしているとは言えないから。
『俺って、ソロってる事が多いじゃん。それに付け加えて結構ドロップが良いからね』苦し紛れのでまかせだ。
『何でそのドロップをメンバーに分け与えないの』
『えっ……』
意外すぎる質問だった。
『だってドロップ武器防具は全部血盟資金に当ててるようちの血盟は、そのために血盟資金徴収は低めなんだから。それに、確かにドロップは取って置いて言ったけど。武器防具までは徴収なんて言ってないよ』
〇〇に答える俺。
『だけどさ、みんなアデナが欲しいんだから。材料を徴収してる訳だし。』
『まて!そのために集めた材料で武器防具制作して皆に貸し出してるじゃん。それにドロップ、ドロップ言ってるけど。仮にそのドロップを徴収して居ないとして。みんなが今の武器防具に為っていると思う?』
正直当時はキツかった。
初期¥も無く、旅人の武器とかも無く。今の相場の倍はしていた
ましてや、OB初期だから。N装備の50K武器のダークなんて装備していたら。かなりの金持ちの部類だった。『それに〇〇さん。俺は血盟レベル上げるのに。徴収金はマダ手付けずで。俺の資金だけで上げてるよ』
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