君と薔薇のヴァイオリンソナタ

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  「……!?」 彼女のショックを受けたような顔を見ないように、 俺は即座に回れ右してもと来た 道を引き返そうと歩きだした が。 「…待ちなさ────い!!」 「んあ?」 視界を覆う色白の手、 …握りこぶし。 「いっ…てぇぇ──! 何すんだテメェ!」 「あなた失礼だと思わないの!?いきなり初対面の他人侮辱して!どんな教育受けてきたの!?」 なっ… 「お前だって他人殴っちゃいけないって学校で教わらなかったのかよ!」 「私はいいのよっ」 なんだこの女!?  
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