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相良『…おい。』
佑乃『…なに?』
相良『…昨日は聞く暇がなかったから聞く。
なんで弓道部なんだ?』
佑乃『なんでって…私、中学のとき3年間弓道部だったし…。』
相良『…それは俺もだが…。』
佑乃『そうなんだ!!
一緒だね!!
頑張ろうね!!』
と、笑顔を相良に向けると、すぐにスルーされてしまった。
相良のその態度にムカついた佑乃は、一言呟いた。
佑乃『……ちっさいくせに。』
ボソッと聞こえない程度の小さい声で言ったつもりが、地獄耳の相良には簡単に聞こえてしまった。
相良『…なんて言った?』
佑乃『は?なにも言ってないんですけど。』
相良『…しらばっくれるな。…小さいって言ったな?』
と、黒いオーラを出しながら、佑乃に問う。
佑乃は、地獄耳だなぁ…と思いながら、仕方なく答えた。
佑乃『…だからーちっさいって言ったの!!そんな身体じゃ弓、持てないよ。』
相良『なっ…持てるに決まっているだろう!!』
佑乃『どうだかー』
相良『なっ…!!』
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