03.ケンカするほど仲が良い

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相良『…おい。』 佑乃『…なに?』 相良『…昨日は聞く暇がなかったから聞く。 なんで弓道部なんだ?』 佑乃『なんでって…私、中学のとき3年間弓道部だったし…。』 相良『…それは俺もだが…。』 佑乃『そうなんだ!! 一緒だね!! 頑張ろうね!!』 と、笑顔を相良に向けると、すぐにスルーされてしまった。 相良のその態度にムカついた佑乃は、一言呟いた。 佑乃『……ちっさいくせに。』 ボソッと聞こえない程度の小さい声で言ったつもりが、地獄耳の相良には簡単に聞こえてしまった。 相良『…なんて言った?』 佑乃『は?なにも言ってないんですけど。』 相良『…しらばっくれるな。…小さいって言ったな?』 と、黒いオーラを出しながら、佑乃に問う。 佑乃は、地獄耳だなぁ…と思いながら、仕方なく答えた。 佑乃『…だからーちっさいって言ったの!!そんな身体じゃ弓、持てないよ。』 相良『なっ…持てるに決まっているだろう!!』 佑乃『どうだかー』 相良『なっ…!!』
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