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「さてと、じゃあ話を本題に戻すぞ」
千を立たせたところで綾さんが手を叩いて話題を戻した。
綾さんは一度咳払いをし、話しだした。
「まず、今日お前たちを呼んだのは、顔合わせとグループ名の発表だ。顔合わせは済んだから後はグループ名だ」
千はおおっ!!、と声を上げ、隼人は相変わらず笑顔のままだった。
「聞きたいか?」
「聞きたい聞きた~い!!」
質問に答えたのは千だけで、俺は無言で、隼人は笑顔のまま綾さんの言葉待った。
「よし!じゃあよく聞け!今日からお前達はSIGNALだ!」
SIGNAL…
それが今日からの俺達か…
「なぁ昶…」
「なんだ?」
なぜか千がこそこそと小声で話しかけてきたから、とりあえず小声で返してやる。
「SIGNALってどういう意味だ?」
俺は痛みだした頭を抑えた。
こいつは本当に高校生なのか……
よくあの学校受かったな…。
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