5人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
カラカラ
キッキ
「着いたぞ。翔汰」
…本当に人が通らねぇとこなんだな。デパートの他には何もない。
『チャリいっぱいあんな。もうみんな来てんのか?』
「楽しみだなぁ♪」
カシャン
チャリをとめて中に入った…そこはとても広く、綺麗で、電気はついていて明るいデパートだった。
「あ!翔汰君!」
『おぅ!恵梨!』
可愛いな恵梨は…
カッコいいな翔汰君…
「これで全員みたいだな…」
拓斗が言った。
『ところでさ、愛子なんでここなんだ?』
「え?何言ってるの?これを考えたのは、拓斗でしょ?」
「は?俺が?んなことしねぇよ」
(じゃぁ誰なの?)
ざわざわ
…一体誰が…
『オイ!じゃぁ誰が…ピンポンパンポン♪
放送が流れた…
「ギャハハハハハ ミナサン ジカンニナリマシタ…アタマニノコルオモイデヅクリヲシマショウ キャハハハハ」
『なんなんだ!?』
ざわざわ
響きわたる声で頭がおかしくなりそうだ。
「イマカラヤルノハ…
オニゴッコ…デス。ルールハ…イマカラ24ジカン、オニカラニゲテクダサイ………
モシツカマッタラ…ククク…モウニドトソトニハデレマセンヨ…
キャハハハハ モチロン24ジカンニゲレタラ…
カエッテイタダイテケッコウデス」
『お…ぃ……どういうことだ…外には出れないって死ぬってことか!?』
「そんなの嫌よ!出口から出れるわ!」
ダッ
その瞬間…
ガラガラガラガラ
出口・窓などがシャッターによって閉ざされた………電気はついたままなので明るい。
「ドコヘイク? コレカラ
タノシイゲームノハジマリダァァァ ヒヒヒヒヒ」
「きゃぁぁ!」
女子はみんな怯えて男子は…黙っていた。
やるしかない…
最初のコメントを投稿しよう!