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タッタッタ
誰か来る!!まさか…
タッタッタ
よし少し見てみるか…
冷や汗がにじみ出る…
鬼だったらどうする!?いや大丈夫だ…体力には自信がある……
ゴク
カタ
『…あれは……おい!大丈夫か!?』
それはクラスメートの黒澤文愛(くろさわあやな)だった。黒澤はおびえた顔でこちらに走って来た。
「翔汰君…助けて…真紀が…真紀が!」
『どうした!?こっちに来て落ち着いて話してくれ』
「うん…………ゥチは真紀と3階のトイレの個室に隠れてたの……そしたら足音がして、ちょうど真紀の携帯に電話がきて鳴っちゃって…すぐに切ったんだけど、トイレに隠れてるのわかったみたいで…………ッ」
『もしかして……』
「トイレに鍵かけてたんだけど鎌みたいのでドア壊されて……ドアがあいたら真紀が引っ張りだされて。私の前で真紀の首を!!笑いながら真紀の体もグシャグシャに…ぅう」
殺されたってことか…なんて奴だ…くそ!! まずは黒澤を落ち着かせなきゃ…
『辛かったな……大丈夫か?落ち着くまで一緒にいるから』
「ぅっ…グス…ひっく」
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