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現在学校、休み時間。
幼なじみの咲から一通のメールが届いたのは、つい先程のこと。
『今日、暇?透に聞いて欲しいことがあるの。すごく大事な話なの。』
俺、水嶋 透<ミズシマ・トオル>は、幼なじみの藍澤 咲<アイザワ・サキ>から送られてきたメールを見るなり、すぐに返信画面を起動し、簡単な文章をうち込んで返信した。
『大丈夫だけど。』
たった一言の、興味なさそうな文章にしたのは、浮かれている自分を隠す為のフェイク。
─大事な話って…もしかして、俺に告白か!?
「ははっ、まさかな!」
そんな事を自分に言い聞かせていると、誰かが俺に声をかけてきた。
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