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トオルは、それが嬉しくて、一際強く吸い上げる。
「はぁ。・・・いや。・・・す、吸わないで。」
その行為がどのくらい続いただろう。
すでに、伸嘉の体の力は抜けて、トオルにされるがままになっていた。
「トオル。うっ。離れて。出ちゃう。あぁ・・・。」
伸嘉は、離れようとしないトオルの口の中に、自分の精を解き放つ。
それを咀嚼し、嚥下する音が、静まりかえった部屋に響きわたると、全身が朱色に染まる。
「そんな物飲むな。」
「どうして?伸の初めてだよ。もったいない。」
実のところ、トオルは飲んでいなかった。
この後の行為に使う為に、手のひらに乗せている。
「バカ。も、もういいでしょ。」
「何言ってるのかな。まだまだこれからだよ。」
トオルは、片手で伸嘉の右足を持ち上げる。
双丘の狭間に隠れていた蕾に、伸嘉の精液の付いた手で触れる。
「え!?」
何度かノックし、揉み解し、徐々に指を侵入させる。
「くぅ。・・・っ。」
「力抜け。」
「無理。もうやめて。」
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