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桜咲き乱れるこの季節、俺は高校へと続く道を歩いている。道端の桜は満開、とても華やかだ。
紹介が遅れたな、俺の名は佐藤謙吾、探偵さ!キラッ☆
…ごめんなさい。一度で良いから行って見たかったんです。悪気は無いんです!
ゴホン、しっかり紹介しないとな、俺の名は佐藤謙吾、髪は黒色で肩ぐらい、顔は普通、学力も普通、まぁ簡単に言うと、小説に出て来る生徒Hみたいな感じだ。
え?なんでHなのかって?それは…うへへへ、ご想像にお任せします。
べ、別に言うのが恥ずかしい訳じゃないんだからねっ!
…なんかすまんかった
まぁ自己紹介はここまでにして、俺は名門上原(カミハラ)高校に向かっているわけだ。
うえはらって読んだ奴、ちょっとこい。説教しちゃる
この高校に受かるために、地獄のような猛勉強をしたんだ。
理由は…
「おーい!謙吾ー!」
おっと、呼ばれたので、また後で言おう。
俺は呼ばれた方に振り返ってみた。
……うん、なんかいたけど無視しよう。俺は再び歩き始めた。
「おい!無視するなよ!」
なにか文句を言われた気がしたが、気のせいだろう。
俺は構わずに歩き続ける。
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