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「待っているより行動…」
そう言いながらも両手を図りきれない天秤のように上げ下げしていく。
すると
『早くしなさいよ!あなた見た目以上にノロマねっ』
『早くしないと腐っちゃうじゃない!トンマっ!』
「えっ??」
『『早く私を食べなさい!!』』
二つの器に入ったゼリーがそれぞれに喋りだした。
「あ…貴方達は何??」
不思議に恐怖心よりも好奇心が先走り夢中で話かけるアリス。
『見てわからないの!?ゼリーじゃない!!』
『美味しい美味しいゼリーじゃない!!』
【不思議…不思議ね…そして素敵だわ…】
「私はどちらを頂けばいいのかしら?」
『『私よ!!』』
キーキーとした声が同時にうったえかけた。
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