第一話←アリス→

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「あ……れ……??」 目を開ければ小さな部屋にアリスはいた。 小さな木のクローゼット。 小さな鏡台。小さなテーブル。 アリスの知らない小さなお部屋。 「な…に…??」 何があったの?? 「誰か居ませんか?」 まるで玩具のお家。 メルヘンチックって言うのだろうか?わからないけど、 可愛らしい、今にも妖精とか小人とかが出てきそうな、そんな空間。 ベッドから足を出せば 「あら?服が…」 服が違うことに気付く。 この部屋に似合っている。 薄水色のワンピースに、純白のエプロン。  
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