4/25 学校での暇潰し

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僕は拾った紙を加奈にみせた。加奈に読めるとは思えないが 生華「この単語を調べてるんだよ。加奈、読めないか?」 加奈「う~ん。わかんない。」 やっぱり、読めなかったがそれはそれで安心した。加奈から紙を返してもらい僕は再び、辞書に目を向けた。 生華「ほんとに、なんて読むんだろうな~。」 そう呟くと加奈が聞いてきた。 加奈「ねえ。聞くけど、それ読み方調べてどうするの?」 生華「え?・・・」 そう言われてみると、たしかに何のために調べているのかは、自分でも少し分からない気がしてきた。 生華「暇潰しだよ。」 適当に答えることにした。 加奈「ふ~ん。まあいいけど時間は貴重に使いなさいよ。」 そう言うと、加奈は図書館から出て行った。ふと僕はさっきの言葉に疑問を持った。 生華「(あれ?なんださっきのセリフ。あんなこと言う奴だったかな?)まあ、確かに時間を少しは無駄にしてる気が・・・あれ?」 そういえばさっき久しぶりに会ったので思い出さなかったが、 加奈「あいつ、確か重度の本嫌いだったはず。じゃあ、何しに来たんだ!?」 時間を無駄にしているのは、僕だけじゃないと思った。ちなみに読み方はまだ分からない。
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